2025年 07月 03日
2025年6月15日(日) ぶらさかば 七国峠から山田駅を歩くサヘル定例活動
6月15日、二十四節気の芒種の節気(6月5日~20日)の終盤である。東京の日の出は5時25分、日の入りは16時59分と昼の時間が長い。梅雨のさなかである。今朝まで雨が降っていたが、出かけるころにはやんでいた。朝の気温は20℃を超えており、最高気温は29℃の予報で歩くと汗ばむほどであるが、服装は長袖シャツ、長ズボン。雨具と上着を持参する。
本日の集合場所はJR横浜線「相原」駅である。JR八王子駅からの距離は約6.9㎞、8分で到達できる。JR町田駅からは12.8km、13分である。相原駅の開業は1908年(明治41年)9月で、100年以上の歴史を持つ。駅舎は10年ほど前に改装され、改札は2階になった。行政区は町田市で、このあたりは町田街道を挟んで西に細長く伸びている部分である。駅の周辺は山裾の平坦部で、標高は139mである。
今日のコースは町田と八王子の境の七国(ななくに)峠を超え、丘陵を造成して作られた七国、南野の新しい住宅街を縦断し、小比企町の農地を通って湯殿川を渡り、八王子台地にある京王線の山田駅までである。多少アップダウンがある約8㎞の行程である。
10時30分、駅の改札前に3名が集合して出発する。駅西口のロータリーを通って低層住宅地を進む。広い道路が伸びるが、高い建物がないので空が広い。
間もなく、北側の山裾にある石の鳥居の諏訪神社に到着する。
1181年始まりの古い神社である。境内にはイチョウとケヤキの大木がある。
神社の拝殿は一段高くなった場所にあるが、その前の石垣の積み方がきれいである。大木の根にも配慮して、根の部分の石垣を円弧状に除いてある。
狛犬は溶岩を使って、面白い形状である。
夕焼け小焼けの歌碑があった。作詞者の中村雨紅と縁があるらしい。
10時50分、西に進む。道路は狭くなって住宅地が続いている。小学校があり、道路に面して大型のオオムラサキの飼育ケージがあった。ケージの中にエノキが生育している。この中ならば、幼虫が野鳥に食われることはないが、うまく命をつなげられるだろうか。
道路の勾配が少しきつくなって、畑やお寺の緑地が出てくると、その先に公園のグラウンドを囲む防球ネットが見えてきた。11時10分、間もなく相原中央公園である(標高160m)。
相原中央公園は2005年(平成17年)4月にオープンした総合公園で、面積は15.7ヘクタールと広大である。二つのグラウンドや芝生広場、丘陵の樹林地も含まれる。ちょうどアジサイ、クマノミズキなどが開花中である。
サクラ類も植えられており、花見も楽しめそうだ。真ん中の駐車場はいっぱいで、係員が次の駐車場を案内していた。アジサイの咲く芝生広場の谷を進み、急な山道を登ると、ゆるやかな尾根道に到着した(標高192m)。東側の斜面地はブルーベリーの栽培地である。
尾根道を西に進む。周囲はコナラやイヌシデ林であるが、ナラ枯れの被害で太いコナラが枯れている。
出羽三山供養塔を経て、11時37分、七国峠に到着する(標高200m)。
周囲は樹林地で見通しは全くない。案内板に沿って、尾根を進む。尾根道は東に向かっていた。
大きな緑の塊を目指して住宅地を緩やかに下っていくと、小さな七国の丘公園(標高154m)があった。その先は大きな谷地形になっており、目的地の緑地はその向こう側である。下って上がるのはきついので、西側の住宅地を進み、中学校のところから回り込んで進む。この辺りは低層戸建て住宅がびっしりと並んでいる。
12時30分、住宅地の間にあるトイレのある小さな七国君田公園(標高160m)で昼食にする。雲は多いが日なたは暑いので、若いサクラの下に座り込む。
13時、出かけようとしていると急に雨が降ってきた。大粒の雨で、雨具を準備して出発する。東側にある樹林帯をたどると、小丘陵(標高167m)を残した宇津貫公園(4.1ヘクタール)があった。
丘陵部は高木におおわれるが、北側には芝生広場があり、ヘリコプターが発着できる空間がある。丘陵の下側を回って北側に出て低層住宅街を北に進む。
学校のところから北に坂道を上ると、尾根部に幹線道路が通っていた(標高166m)。近くには大きな集合住宅が並んでいる。
幹線道路を横断して住宅街を進むと、緑道があった。
下って行くと、13時40分、栃谷戸公園(面積3.2ヘクタール)に到着した(標高160m)。北西側が開けており、展望台もある。
公園内には石垣の棚田もあり、稲が育っていた。下側の池には大きなコイやアカミミガメがいた。池の脇には大きなクマノミズキが白い花を開いていた。
公園から北に進む。交差点(149m)から斜面地を降りていくと、道路は細く緩やかな傾斜地は農地が多い。
ネギが一面に植えられていた。この辺りは近郊農業地帯でようだ。北側には湯殿川がある。
湯殿川の大橋(標高123m)を渡り、川沿いに下って進む。河川は幅が10mほどである。両岸はコンクリート護岸で固められているが、川の中には草地があり、カモ類や大型のアオサギが見られた。
北の道路に出て山田駅に向かうと、近くにミルクファームー牧場があった(標高122m)。ここでは子牛との触れ合いができるとあったので立ちよる。
子牛がいた。茶色の毛のジャージー種のようで、体形は小さい。奥の方には何十頭もいるようだ。乳製品の販売もある。コップ一杯のヨーグルトを飲む。
14時30分、牧場を出発、すぐ後ろ側の急な道路をゆっくりと上る。なかなか急である。
上の台地にも畑が細く伸びている。幹線道路沿いには低層の住宅が並んでいる。
幹線道路に出ると間もなく京王線山田駅(標高150m)である。14時42分到着した。
今回通過した住宅地は、旧日本住宅公団によって、1988年(昭和63年)から進められた南八王子土地区画整理事業である。対象面積約400ヘクタールで、公園緑地面積は全体の21%、約83ヘクタールとあった。これに各戸の庭の緑が加わるが、なかなか緑地率30%は難しそうだ。
1997年(平成9年)に「まちびらき」が行われ、環境共生都市を目指して、住宅地が形成され、さまざまな取り組みがなされてきたそうである。30年近くたっても真新しい住宅が並んでいる印象で、もう少し緑の連続性が欲しいと感じた。
町田市と八王子市の境に位置する樹林地帯はナラ枯れの被害もあって、荒廃している印象である。利用者の安全性にも配慮して、枯れ木を切り倒す対策が必要である。
坂場光雄





































