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2024年11月16日(土) ぶらさかば 鶯谷から吉原、汐入公園を歩く



20241116() ぶらさかば 鶯谷から吉原、汐入公園を歩く

サヘル定例活動

 11月7日からは二十四節気の立冬の節気である。暦の上では冬に入っている。いつまでも暖かいと言われてきたが、このところ寒さを感じてきた。今日の天気は曇り、最低気温が14度、最高気温が18度の予報である。

 今日の集合場所は鶯谷駅である。JR山手線、京浜線が乗り入れている。東京駅からは北へ4.7㎞で10分、上野駅からは1.1km2分の至近距離にある。鶯谷駅の開業は1912(明治45)7月である。行政区分は台東区である。

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鶯谷駅北口改札

 線路は武蔵野台地の東端部にある上野台の縁に沿って通過している。ホームの南西側は急斜面地の崖が見え、その上は寛永寺がある(標高16m)。鶯谷駅の南口は台地と低地を結ぶ橋上にある(標高15m)。北口の改札を出たあたりは平坦で、建物が近接して駅前は狭い(標高7m)。大きな荷物を持った外国人旅行者が目を引く。

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線路の先の丘の上は寛永寺

今日のコースは鶯谷から鷲(おおとり)神社、吉原大門を経て墨田川沿いをさかのぼり、汐入公園を経て、南千住駅までの約7㎞である。

1030分、南口に2名が集合して出発する。駅の北口から自動車交通量は多い大きな言問通を東に進む。スカイツリーがよく見える。500mほどで真源寺(標高2.8m)に到着する。


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言問通り

真源寺は江戸時代の1659年に創建された寺院で、境内には入谷七福神のひとつ鬼子母神がある。


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真源寺

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鬼子母神

 夏には朝顔市が開催され、にぎわう場所である。隣の坂本小学校跡地は大きな広場になっていた。すぐ近くの交差点に入谷朝顔発祥の地のモニュメントがあった。

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入谷朝顔市発祥の地

 交差点から国道4号を500mほど北上し、東に進んで鷲神社を目指す。この辺りは竜泉1丁目で小さなビル群が並んでいる。

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竜泉1丁目

 11時に鷲(おおとり)神社(標高1.7m)に到着した。鷲神社は江戸時代から酉の市(11月の例祭)で知られている。商売繁盛や開運招福を願う祭りである。ちょうど1117日が二の酉で、大勢の人が熊手などの飾り物の販売準備をしていた。

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鷲神社

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熊手の飾り物

 鷲神社を出て南側から住宅地の間を東方向に回り込むと、1117分、赤いのぼり旗がたくさん並んだ吉原弁財天(標高1.8m)に到着した。

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吉原弁財天

 吉原弁財天は関東大震災で亡くなった多くの遊女たちを供養するために、1926(大正15)に建立されたものである。大勢の人が参拝していた。このあたりはかつてヨシが茂っており、ため池がたくさんあったそうだ。

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富士山型のモニュメント

 すぐ近くの北側に吉原神社があった。吉原神社は吉原遊郭とともに歩んできた神社を集めて祀っている。

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吉原神社

 神社の前の道路を北東に300mほど進むと吉原大門跡(標高2.7m)があった。吉原遊郭の出入口で、吉原の面積は約10ヘクタールほどあり、周囲にはお歯黒どぶと呼ばれた幅3.6mの堀が作られて、厳重な管理がなされていたそうだ。

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吉原大門跡

 大門の前には土手通りがあるが、そのわきにはかつて洪水を防ぐための山谷堀と土手があり、墨田川から船で到達できたという。墨田川までは約1㎞の距離である。

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土手通りの交差点

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瓦屋根の飲食店

 1140分、大門から玉姫神社を目指して北東に300mほど進み、北に曲がる。道路は自動車通行が止められ、たくさんの店が出来て、道路いっぱいに大勢の人が群れていた。

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玉姫通りのイベント

 神社の鳥居には靴まつり市の横断幕が張られていた。神社の北側には玉姫公園があり昼食の予定であったが、人混みなのでパスする。

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玉姫神社の靴まつり市

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露店と多くの人通り

 明治通りに出て東に進む。ここから北側は荒川区である。12時に墨田川の白髭橋のたもとにある石浜城址公園(標高2.5m)に到着した。北側の石浜神社茶屋の藤棚下のベンチで昼食にする。風はなく、暖かである。

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明治通り

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石浜城址公園

 目の前には江戸時代の平屋の茶屋が再現され、食事処になっていた。東側は高い堤防で見渡せないが、墨田川の広がりのある水辺と筑波山の景色があり、江戸時代からの名所で浮世絵にも残されている。

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石浜神社茶屋

 1225分出発し、すぐ前の石浜神社(標高3m)に立ち寄る。立派な拝殿がある千年以上前に創建された古い神社である。浅草七福神のひとつ寿老人がある。周りに高い建物がないため、空が広い。

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石浜神社

 白髭橋のたもとから堤防に上がると歴史のある白髭橋がよく見えた。1931年に竣工した全長167mの鉄骨づくりのきれいな橋である。

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白髭橋のたもと

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隅田川と白髭橋

 堤防の上を北に進む。堤防の標高は約5m、西側には石浜神社の後ろに大きな丸いガスタンクが見える。ガスタンクの高さは60mほどあるそうだ。

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石浜神社とガスタンク

 東側には墨田川、川幅は100m以上である。水辺沿いにはフェンスがある遊歩道が続いている。小さな入り江のある瑞光橋公園には干潟とヨシの群生地があった。

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干潟

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ヨシの群生地

 川沿いを進むと樹林のある汐入公園(面積12.9ヘクタール)に到達した。公園は2006(平成18)4月開園である。この辺りは川沿いの道路の上に盛土(標高9m)がなされて公園と墨田川の堤体が一体となっている。道路はトンネルである。バーベキュー場にはたくさんのグループが食事を楽しんでいた。

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バーベキュー場

 グラウンドや大型遊具もある。北東側には小学校、中学校が隣接している。小学校は7階建てのビルである。最上階は体育館だろうか。

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大型遊具

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ビルの小学校

この辺りは江戸時代に数多くのサクラの品種が植えられたことにちなみ、サクラ類の植樹が行われているそうだ。

墨田川はこのあたりで大きく弧を描いて西側に続いている。川には千住汐入橋(標高7m)が架かっている。橋の北側は足立区である。高層のビルが点在している。

1325分、堤防の上を西に進む。堤防の上にはサクラ類、水辺にはヨシの草地が連続する。堤防が終わり、鉄道鉄橋の交差点(標高2.4m)から鉄道線路に沿って南に歩き、1350分にJR南千住駅(標高2.1m)に到着した。


今日のコースは河川によって堆積した低地である。隙間なく住宅地が続いている場所で、標高が2m台のところも多い。荒川放水路が整備されて100年、墨田川は堤防にも支えられて洪水の危険性が小さくなっている。しかし、昨今の気象は激変があり、標高の低い平坦地は水害の危険性を常に考えておきたい。地震による地盤の液状化も心配である。

坂場光雄



by sahelnomori | 2024-11-30 07:37 | 定例活動