2024年 08月 03日
2024年7月20日(土) ぶらさかば ふれあい下水道と小平中央公園2024年7月20日(土) ぶらさかば ふれあい下水道と小平中央公園
サヘル定例活動
7月6日~21日二十四節気の小暑の節気である。小暑は、夏至から15日目、暑さが本格的になるころとされている。暑中見舞いの時期である。2024年の東京の梅雨明けは7月18日であった。梅雨明け前にも最高気温が35度以上の猛暑日が出現している。
7月20日の天気予報は晴れ、気温は35度の予報で、熱中症警戒アラート(高温注意情報)が発表されている。
今日の集合場所は中央線の「西国分寺」駅である。西国分寺駅は新宿駅から西へ22.5㎞、約30分で到達する。南北方向に武蔵野線が乗り入れており、交通の要所である。中央線は台地を掘り込んだ溝状の部分を通っており、武蔵野線は地上部を通過している。

西国分寺駅の開業は1973年(昭和48年)4月で、都内にある中央線の駅では一番新しい。2023年で50周年を迎えた。駅前の標高は80mである。駅の南側には商業ビルと広場がある。北側は整備途中である。行政区分は国分寺市である。


10時35分、駅の北口を出て武蔵野線のガード下を抜け、府中街道を渡り、東に進む。下り坂になって階段を降りると、樹林地(標高74m)に到達した。国分寺姿見の池緑地保全地域(東京都指定)の看板が立っていた。面積は約1ヘクタール、武蔵野の雑木林の良好な保全地域に指定されているようだ。東側500m付近には野川の源流とされている池がある。

低層の住宅地を北に進む。途中には用水路があり、現在も水が流れていた。熊野神社の先には、深さ5mほどの江戸時代の用水跡があり、恋ヶ窪分水として国分寺市の史跡に指定されている。


樹林帯になっており、遊歩道が整備されていた。史跡のすぐ北には西武国分寺線が走っており、線路に沿って歩くと、府中街道にでた(標高78m)。そのまま北上する。

11時5分、大きな農産物直売所前を通過し、11時15分、窪東公園(面積1.4ヘクタール)で一休み。大きな芝生広場や小さな池、大型複合遊具、トイレなどがある。今日は暑くて汗びっしょりである。


さらに北に進むと、11時25分、小平市ふれあい下水道館に到着した(標高83m)。西武国分寺線の踏切からは約1㎞の距離である。こあたりからは小平市に入る。

ふれあい下水道館の外観は2階建ての施設であるが、中に入ると地下5階まである大きな施設であった。地下25m付近まで掘り込まれている。地下5階は本物の下水道につながっていた。下水管の内径が4.5mほどある。巨大な管の中を汚水がわずかに流れており、湿度も高く臭いもある。

各階ごとに講義室、くらしと下水道、小平の水環境、特別展示室、ふれあい体験館などがあり、江戸時代の水利用や汚水を浄化する微生物の展示が面白い。学習講座が開催されており、子供たちがたくさん参加していた。2階には休憩室もあった。

12時25分、出発。布中街道を北に進むと、まもなく玉川上水の久右衛門橋で、東側には津田塾大学がある。西側に200mほど歩くと小平中央公園である(標高83m)。公園に接した東側部分は新しい道路になるようで、樹林帯が伐採されるそうだ。


小平市中央公園は約6.6ヘクタールで、南側には体育館、北側には大きなグラウンドがある。西側にある丘(標高89m)に近接して、西武国分寺線の鷹の台駅があった。

12時30分、噴水脇のベンチで昼食。周りの樹木は20mぐらいあるが、少し密度が高い。目の前の体育館には温水プールがあるようで、人の出入りがある。木陰で休息する人もいる。水遊びの子供たちも見られる。雲が広がってきて、曇り空になった。

13時出発、中央公園のグラウンドを一周する。ここの50本のソメイヨシノは1983年(昭和58年)に寄贈されたと看板にあるので、樹齢41年あまりである。東側にはメタセコイアの群植が大きくなって威厳を示している。


13時20分、久右衛門橋から玉川上水左岸の緑地を進む。遊歩道は樹林があるためか、思ったよりは暑くない。玉川上水は深くて狭く、樹木が密生しているので水面はほとんど見えない。

ところどころに大きなケヤキやサクラ類が生育している。切り株にはいろいろな種類のキノコが出ている。


13時40分、小川水衛所(水番所)跡に到着する。ここは江戸時代には水を管理し清掃などをする場所であった。現在は玉川上水を流れてくる大きなゴミを鉄のスリットで取り除く場所となっている。

明るい南側の土手にはオニユリやノカンゾウの花が見ごろであった。


13時55分、桜橋で西武多摩湖線の踏切を渡り、玉川上水沿いを進む。緑地の幅が狭くなって、道路を挟んで、住宅地に接している。
14時5分、喜平橋(標高78m)から玉川上水を離れ、南に進む。この辺りは大きな緑地のある敷地が続いている。まっすぐ道を600mほどに下り、交差点を東に200mほど進むと東京学芸大学の西門に到着した(標高76m)

東京学芸大学は、1873年(明治6年)の東京府小学教則講習所から数えると150年周年を迎えた。敷地面積は30ヘクタールを超えているそうだ。西門の近くに教材植物園があった。学内は大きな樹木が多い。夏休みに入っているのか、人が少ない。
建物は全体に低く樹木に隠れて目立たない。南の正門からは大きなケヤキ並木がある。ケヤキの下のデッキで一休みする。

14時30分、東方の武蔵小金井駅に向けてケヤキ並木を出発する。500mほどあるケヤキやイチョウの樹林地を抜けると、大学の東門があった(標高70.5m)。


新小金井街道を横断し、低層住宅街を進む。武蔵小金井駅付近は高いビルがあるので、その方向に進むと、15時前に武蔵小金井駅に到着した(標高69m)。

今日のコースは、西国分寺から小平中央公園、玉川上水の喜平橋、東京学芸大学を経て武蔵小金井駅までの約7㎞である。一番高い場所は、小平中央公園の標高89m、低い場所はふれあい下水道管の地下5階の標高58mでした。地上で一番低い場所は武蔵小金井駅北口の69mである。

玉川上水はこのあたりの一番高い尾根の部分を通っており、その高さを利用して、分水していったようだ。水不足の武蔵野台地は水を引いて開発が進められた。今日はその遺構を見ることができた。まだ水が流れている小水路もある。
坂場光雄

