2024年 07月 04日
2024年6月16日(日) ぶらさかば 小岩菖蒲園と江戸川堤防を歩く2024年6月16日(日) ぶらさかば 小岩菖蒲園と江戸川堤防を歩く
サヘル定例活動
6月5日~20日は二十四節気の芒種の節気である。芒種は芒(のぎ)のある種をまく頃であるとされている。現在では気候や農業の形態も変わり、関東ではすでに田植えが終わっているところが多い。
6月16日の日の出の時刻は4時26分、日の入りは19時である。雨が心配されたが、朝には止んでおり、曇り空である。最高気温は30度を超える予報である。
今回の集合場所は東京都東部の江戸川区にある総武線の小岩駅である。小岩駅は東京駅から北東へ約12.8㎞、電車に乗ると25分ほどで到着する。小岩駅の開業は1899年(明治32年)5月で、125周年を迎えた。小岩駅のある江戸川区は東京都の東端部にあり、江戸川をはさんで千葉県の市川市や浦安市と接している。休日朝10時頃の小岩駅は乗降客が多く、活気があった。小岩駅南口の標高は2.2mである。
10時30分、3人が集合、南口から小岩菖蒲園に向けて出発する。駅では菖蒲園を通るハイキングマップを配っていたので、それに沿って東へ進む。バスが通る駅前の商店街りであるが、昔の商店街の規格のままで狭く、歩道は1.2mほどである。対抗して進む人とのすれ違いがたいへんである。
蔵前通の江戸川交差点から交番脇を京急線江戸川駅方向に進み、東に登ると江戸川の堤防である(標高8.7m)。北側には京急線の鉄橋が見える。江戸時代、この辺りには江戸川を渡る渡船場があったそうで、小岩市川関所跡という解説板があった。
階段を降りて、200mほど進むと、11時10分、江戸川河川敷に作られた小岩菖蒲園に到着した(標高1.6m)。
小岩菖蒲園は地元の方から寄贈されたハナショウブをもとに整備された回遊式の庭園で、面積は約5千㎡である。ハナショウブはちょうど見ごろである。開花期は5月から6月で、100品種5万本の花が見られるそうである。
水田状に水が張ってあるなかに、いろいろなハナショウブの品種が咲き誇っている。見学者も多い。ザリガニやメダカ採りの子供もいる。エノキが大きく生育して、日陰の良い休憩場所になっている。
北側の通路沿いにムジナモ発見の地という石碑があった。明治時代に牧野富太郎博士が命名したそうで、その後水質悪化等で絶滅した。現在は、わずかに栽培されて残存しているとムジナモを展示紹介している団体の人が話していた。
ハナショウブを回って、11時40分、エノキの木陰で昼食にする。周囲にはアジサイの植え込みもあり、これも花盛りである。
12時10分、江戸川河川敷を下流に向かって歩き始める。案内板によると、小岩菖蒲園から下流の江戸川水門までの約4.2kmの間に24の野球場のほか、ソフトボール場、サッカー場、テニスコート、ラグビー場などが並んでいる。休日のためにあちこちで野球の試合などが行われていた。
昼過ぎになって晴れきて暑くなった。やや強い風があるので、体感的には熱がこもらない。堤防の上に上がって進む。堤防の上は広い舗装された道路である(標高6m)が、自動車の通行は止められている。
1㎞ほど進むと、西側の病院の隣に「影向(ようごう)の松」の看板があった。病院の前を通り、善養寺の赤い山門を入る(標高2m)。目の前に大きなクロマツが横に広がっていてびっくりした。堤防から大きなマツが見えていたがそれではなかった。
直径1m以上もあるような傾いたマツが直径30mほどに横に枝を広げている。樹齢は600年余とあった。2011年に国の天然記念物に指定された。
12時55分出発、堤防(標高8.6m)に戻り、南に進む。堤防の上からは、グラウンドで行われている野球の様子がよくわかる。13時20分、リトルリーグの試合が行われているところで堤防を下り、子供たちの野球を観戦する。子供でもしっかりした球を投げている。
13時50分堤防の上に戻り、南に進む。都立篠崎公園(面積31.2ヘクタール)に立ち寄る予定であった。しかし堤防から見える部分は造成工事のため、立ち寄りは中止した。
14時10分、篠崎公園の南側の浅間神社に立ち寄る。大きな樹木に囲まれた広い神社である。拝殿は数メートル高い位置に置かれている。オスとメスの大きなイチョウがあった。茅の輪がある。
14時25分、堤防に戻り、南に進む。1kmほどで京葉道路の下を通り、ポニーランドに到着した。
ポニーばかりでなく、5~6頭の馬がいて、馬に触れることができた。15時でちょうど移動の時間だったようで、厩舎の方へ歩いて行った。ポニーランドはえどがわ環境財団が管理しており、子供は餌やりや乗馬体験ができるそうだ。
15時15分、江戸川水門に到着した。ここは船の通行のために、水位を調整して通過させることができるようだ。水門を渡ると、西側には江戸川放水路が見えた。海までは4㎞ほどである。
今日はここまでで、住宅地を抜け、北西方向にある都営線の篠崎駅を目指す。このあたりは低層戸建ての住宅地や農地が点在している。ビニールハウスでは小松菜を作っているところがあった。
地下鉄は地上には目印がないので心配になるが、駅が近づくにつれて、高いビルや共同住宅が増えて、にぎやかになってきた。道路幅も広くなりバスも走っている。15時45分、篠崎駅に到着した(標高1.2m)。
小岩駅から小岩菖蒲園、江戸川堤防、善養寺のクロマツ、江戸川水門を経て篠崎駅までの約8.5㎞のウォーキングでした。このあたりの川幅(左岸右岸の堤防の間)は500mほどありそうだ。水面部分は150~200mほどで、河川敷の平坦部が広い。そこにたくさんのグラウンドが整備されている。
6月半ばであるが、梅雨入りが遅く、天気には恵まれた。ちょうどハナショウブの開花時期に当たり、楽しむことができた。ここは小さなハナショウブの寄贈をきっかけに始まり、多くの住民が楽しむ名所が作られた。計画に基づく施設づくり、名所づくりは街づくりに大切である。小さな種まき行為も、名所づくり、森づくりのきっかけとなる。
このあたりの標高は1~2mであり、堤防に守られているとはいえ、常に水害、災害に備える必要がある。
坂場光雄

























