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広がっていくサハラ砂漠

その南の端、サヘルに生きる人びとが安定した生活を営めるように協力し、共に木を育て、森を管理し、砂漠化をくい止めるために活動しています。


近年ではマリ共和国・首都バマコおよび近郊(クリコロ州ファナ地域)で「アフリカの里山再生」事業に力を入れて取り組んでいます。

地域で頑張る苗畑主を講師とした里山再生実践者研修は、多くの研修生(実践者)が受講しそれぞれの村で植林や育苗を実践しています。

また横のつながり(ネットワーク化)ができたことや先駆的な活動をしている苗畑主と師弟関係になったことにより、日本人スタッフが不在の時期でも技術的なサポートを得やすくなりました。


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このブログではサヘルの森の活動をご紹介します。

サヘルの森の詳しい活動が知りたい方は こちら をクリックしてください。



# by sahelnomori | 2022-12-31 15:54 | 事務局スタッフ



2022721日(木) ぶらさかば 黒川の夏の花


 2022年の東京は627日に梅雨明けとなり、猛暑となった。しかし晴れたのは1週間ほどで、雨や曇りが続いている。戻り梅雨のようである。721日は曇りであるが、気温が30度を超える予報である。

 ウォーキングコースは、永山駅から東側の尾根を南に進む。尾根幹線を渡ってよこやまの道に至りそこから黒川往還の山道を下って、丘陵山間の黒川の谷戸をめぐる6㎞余である。

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ヤマユリ


 9時過ぎに小田急永山駅前を出発する(標高80m)。駅の東側にある陸橋のやすらぎ橋を渡り、東側に連なる尾根を進む。階段が多い。曇っているが、湿度は高く蒸し暑い。やすらぎ橋(標高90m)や団地の遊歩道沿い(標高124m)には、木の葉が茶変した大きな樹木がある。カシノナガキクイムシによるナラ枯れである。ナラ枯れに効果のある予防対策は見つかっていないようだ。

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諏訪団地の遊歩道


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ナラ枯れ

 団地の花壇にはサルビアやマリーゴールドなどの草花が植えられているが、野草類の花はない。植えられたオニユリが開花中である。諏訪南公園を通り、南多摩尾根幹線を渡ると、多摩市のエコプラザ(資源化センター)がある(標高124m)。家庭から出される資源の処理、剪定枝などからからの腐葉土づくりが行われている。

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オニユリ

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多摩エコプラザ

 この施設を西側から後ろ側に回りこむと多摩よこやまの道である。多摩市の南側の稜線に沿って10㎞ほどの遊歩道がある。北東側のすぐ上の稜線には川崎市で最高地点の諏訪が岳で三角点がある(標高144.4m)。南西側の稜線には川崎市水道局の配水池がある。この2点を結ぶ間に、多摩市の瓜生方面と川崎市の黒川方面を江戸時代から結ぶ瓜生黒川往還道が通っている(標高136m)。ベンチと案内板がある。周囲はコナラやニガキ、シラカシなどの大きな樹木で覆われている。

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瓜生黒川往還解説板

940分、西に向かって緩やかに下っていく。歩きやすいが、赤土がみえていてすべりやすい。暗い樹木のトンネルを200mほど進むと、整然と住宅が並ぶ住宅地にでた。近くの山道脇には1mほどの高さのヤブミョウガの花が咲いていた。

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樹木のトンネル

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ヤブミョウガ


 住宅地の脇の広い道を北に進むと200mほどで周囲の斜面が樹木に囲まれた窪地に到着した(標高103m)。かつては水田に利用されていたような地形である。ここは多摩丘陵の谷戸の自然を残した黒川よこみね特別緑地保全地区である(7.2ha)

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黒川よこみね特別緑地保全地区

奥には湧水があり、小さないくつもの溜池が作られている。ここには大きなヤマユリが開花中である。花の直径は20㎝ほどある。良い香りが広がる。オレンジ色のヤブカンゾウもある。溜池を一周する。

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ヤマユリ

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ヤブカンゾウ

10時を過ぎて、山道に戻り、東に進む。雑木林と草地が続いている。500mほどで海道ひだまり公園(面積2638)である(標高102m)。これは団地の開発に伴って作られた街区公園で、2006年の開園である。緩やかな斜面にいろいろな遊具がある。南側の土手にはオレンジのヒメヒオウギズイセンが咲いている。クリの緑の実が目だってきた。

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ヒメヒオウギズイセン

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クリ

山道を緩やかに下って進むと谷戸の広い低地に到達した(標高88m)。谷戸が合流して果樹園やヒマワリ畑、水田がある。ヒマワリはいろいろな種類が列ごとに植えられているが、花は下を向いていたり、道路の反対側を向いたりしており、写真が撮りにくい。

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黒川のヒマワリ

ここから方向を変えて西に進む。山裾を200mほど歩くと川崎市の柿生発電所に1030分、到着した(標高90m)。丘陵の中腹に大きな円筒形の構造物が立っている。これは水源から水道水を引いている水路の落差を利用して発電しているそうだ。

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川崎市の発電所

山裾を回りこむと隣の谷戸である。谷戸の幅が50m以上あり、丘陵部が低いので明るい。水田が連続している。水田脇の草が生い茂った北向き斜面にオレンジのノカンゾウ、白いヤマユリ、白いオオバギボウシ、チダケサシなどの花がたくさん咲いていた(標高123m)。たくさんの草の中では自分の領域を確保し、背丈を高くして花を咲かせている。花の受粉のため、多くの虫に来てもらう必要がある。

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ノカンゾウ

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オオバギボウシ

このあたりからは尾根を通るよこやまの道に抜ける道はいくつかあるが、川崎市の配水池に行く道は舗装されており、永山方面には最短である。

1050分、急傾斜の坂を上り進む。緩傾斜地は畑が広がる。尾根の樹林地は林床の草刈りがなされて見通しが良くなっている(標高141m)。ここにはマユミが青い実をつけている。手前には似たようなツリバナがあった。ツリバナは実が長く釣り下がっている。

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マユミ

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ツリバナ


この道の終点は川崎市の配水池で柵に囲まれている。ちょうど工事中である。門の手前から山道で西に回りこむと黒川往還である。エコプラザから諏訪南公園を縦断する。ちょうどキョウチクトウのピンクと白い花が咲いていた。

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キョウチクトウ

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イッサイサルスベリ


永山南公園から遊歩道で永山北公園に進み、1130分、小田急永山駅に到着した。

しばらくぶりの里山歩きである。夏の時期にはほとんど来ていなかった。開発された地域では大型の野草の花はあまり見られなくなったが、ここまでくると昔のままである。といっても多くの人が管理に協力して保全されているのは間違いない。それぞれの野草の花の時期は短い。良い花の景色の出会うためには足しげく通うしかない。足腰を鍛えておきたい。

(坂場光雄)

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キョウチクトウ


# by sahelnomori | 2022-08-06 20:57 | 定例活動



202268日(水) ぶらさかば 町田の別所と小山田緑地を歩く


府中と町田を結ぶ現在の鎌倉街道は、多摩市で多摩丘陵を縦断している。稜線近くには東の稲城方面と西の橋本方面を結ぶ南多摩尾根幹線道路が交差している。ここが多摩卸売市場前の交差点である。標高は106m。京王多摩車庫前のバス停がある。多摩センター駅からは南東へ2㎞余りである。

ウォーキングコースは、里山の景色が残る別所から南西に進み、小野路宿、奈良ばい谷戸を通り、小山田緑地に至る。そこから北上してアサザ池を通り、尾根のよこやまの道に至る。東にたどってもとの多摩卸売市場の交差点までの約10㎞である.

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ケムリノキ(スモークツリー)

天気は曇り、気温は20°以下であるが、湿度はある。930分、京王多摩車庫前バス停を出発。鎌倉街道を南に下って進む。4車線の道幅の広い道である。交通量は多い。稜線を境に南側は町田市である。道路脇には建物が並んでいるが、後ろ側は急斜面の緑地である。町田市の剪定木処理施設もある。サツキが花盛りである。

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サツキの列植

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開花中のサツキ

道路沿いには「無電中化」、電線の地中化を進めているとの掲示板があった。760mの区間で10年余りかかるようだ。先は長い。10分ほどで別所の交差点(標高72m)である。

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無電柱化の広告

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電柱が無くなるまで10年余

別所から南西の車道を進む。急な坂が続いて、北側は緑地、南側は住宅地、資材置き場などがあり、歩道は草だらけで歩きにくい。自動車は通るが、人はあまり歩かない道路のようだ。坂道の上の標高は99m。途中からは下り坂になる。大きな霊園がある。T字路交差点(標高68m)を西に進むと、まもなく小野路里山交流館がある(標高71m)

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里山交流館

10時過ぎに到着した。町田市の施設で古い里山の街並みを再現している。建物の展示や野菜販売がある。すぐ脇の多摩センター方面と結ぶ道路も整備され、自動車のすれ違いができるようになっていた。

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整備された小野路宿通り

すぐ隣の高台が小野神社である(標高91m)。平安時代の972年ごろの創建と古い。りっぱな拝殿がある。神社の前の土手にはホタルブクロが群生していた。

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小野神社

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ホタルブクロの群生地

1015分出発。神社に西側の道を緩やかに登っていくと、緩やかな傾斜の上部は農地になっている。一部に牧場もあり、牛が飼育されていた(標高116m)

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林間の耕作地

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小さな牧場

道路脇に植えられたアジサイやカシワバアジサイは背丈以上に大きく生育している。牛の堆肥が効いているかも知れない。


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大きなアジサイ

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カシワバアジサイ

細い山道を進むと林床が刈り払われ、ベンチが設置してある場所もあった。山道脇にはクマノミズキの白い花が咲いていた。ロウバイの実が大きくなっている。

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林間の休憩地

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クマノミズキ

樹木がトンネルのようになった細い道を抜けると、案内板のある山道に出た。

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案内板

ここからが奈良ばい谷戸である(標高107m)。水田では稲が植えられている。斜面には炭焼窯がある。このあたりはボランティアによる里山の手入れが行われている。谷沿いの山道を10分ほど西に進むと、道路に出た。ここにはバイオトイレがある(標高76m)

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奈良ばい谷戸の水田

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炭焼き小屋

道路を横断すると、都立小山田緑地(面積44ha)である。11時到着。丘陵の樹林地、草地、ため池、竹林、運動広場、見晴らし広場などがあり、変化に富んでいる。雨上がりで湿っているためか散策する人は少ない。溜池では水生動物の調査が行われていた。

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公園前の水田

溜池に沿って西に進み、モウソウチク林(標高104m)から管理事務所を通り、北上して谷の水田脇のコースを進む。この道は舗装されているが、自動車がやっと通れるほどの狭さである。

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モウソウチク林

水田には稲が植えられているが、草地になっている場所もある。草地の中にオニグルミが生育している。アサザ池は水が少ない。ここには駐車場とトイレがある(標高98m)1130分、小川に沿ってさらに北に進む。

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草地の中のオニグルミ

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アサザ池

ゴルフ場の間を通る細い道を上る(標高124m)。広い道に出て東へ進み、T字路を北に登る。1145分、ゴルフ練習場の上で、尾根のよこやまの道に合流した(標高138 m)

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ゴルフ場の間の山道

横山の道を東に進み、住宅地の花を見ながら、一本杉公園脇の高い給水塔が見えるあたりで12時になった。公園の前を過ぎ、恵泉女学園大学、妙櫻寺を経て、スタート地点のバス停に1215分到着した。

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一本杉公園通りのソメイヨシノ


バスの本数が少ないので、ブラブラと多摩ニュータウンの住宅地を歩いて13時前に永山駅前に到着した。

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タチアオイ

梅雨の最中、天気は曇りで20度以下と思われる。歩いていると少し汗ばむが、歩きやすかった。

里山を歩いて、不安な場所は、管理されていない場所、見通しがきかない場所、樹木が密生して暗い場所、ゴミが溜まっている場所、草に覆われた道路、仕切りのない雑然とした資材置き場などである。高い構造物で囲まれて内部がわからない敷地や荒れ果てた家屋は不気味である。

安心できる気持ちのよい空間は、見通しの良い道路や樹林地、身体に触れる草木がない場所、見晴らしがよい場所、草刈管理がしてある林縁、いろいろな樹木や野草のある景観地などがある。

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スカシユリの仲間

巨樹や形状の良い独立木も荘厳で良い印象を作り出す。池沼や河川も安心安全な場から見ることが出来れば、開放感があり、眺望を楽しみ、自然観察が出来る。

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ジャガイモの花

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ムシトリナデシコ

里山では、農業生産に加えて、草刈り、ゴミ拾い、森林管理など常に手をかけて管理しているが人がいる。ありがたいことで、感謝申し上げます。

(坂場光雄)


# by sahelnomori | 2022-07-29 11:14 | 定例活動


2022512日(木) ぶらさかば 野猿峠から上柚木公園


 京王線長沼駅は京王線新宿駅から第32番目の駅で、特急と普通を乗り継げば、約50分で到達する。駅は1925(大正14)の開業である。駅の北側は、多摩川の支流である浅川と湯殿川の合流点で、長くて広い沼地であったことから、名付けられた。南側は住宅と農地が並ぶ平坦地の上に多摩丘陵の緑地が連続して眺望できる。駅付近の標高は80mである。駅前高架の橋脚にはツバメが営巣していた。

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長沼駅高架下にツバメの巣

 ウォーキングコースは、南側の都立長沼公園を抜けて野猿峠に至る。さらに尾根を越えて中山を通り、上柚木公園から京王線南大沢駅に至る約6㎞の距離である。

 1345分、長沼駅を出発、北野街道を横断して南に進む。住宅の間から樹木に覆われた斜面が見える。これが都立長沼公園(31ヘクタール)である。

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住宅の後ろに長沼公園がある

小川に沿って六社宮公園の前を南に進む。民家がなくなり、山道を進む。やがて木製の階段と板張りの通路が整備されていた。歩きやすい。ササに覆われた斜面にはハンショウヅルの赤紫の小さな花が見られた。

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木製デッキの公園路

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ハンショウヅル

階段が終わるあたりからは開けた草地で、きれいに刈り払われている。新緑のサクラ類が大きく枝を広げている。草地を丸く刈り残して、丈の高い草地を好む虫のためのエコパッチがあった。斜面の道を上がっていくと、公園の西口があった(標高150m)。その前には絹ヶ丘の住宅地が広がっている。大きく生育したサクラの枝にヤドリギが丸く取り付いていた。

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公園斜面のサクラ

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エコパッチ

 公園の園路は南に上がっているが、公園を出て住宅の間を西に進む。200mほどで野猿街道の光照寺北の交差点に出た。ケヤキ並木が続いている4車線の道路である。野猿街道は八王子駅から多摩ニュウータウン北側を通り、日野方面を結んでいる。
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ヤドリギ

 南に登っていくと5分ほどで野猿峠に到着した(標高162m)。バス停には野猿峠の文字がある。野猿街道は西の日野方面に進むが、南側の細い道を上った。回り込むと区画された住宅地である。緩やかな住宅の間の直線道路を進んでいくと、階段の上に出た(標高177m)。南側には丘陵の緑地がある。

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斜面の低層住宅

 階段を下って進むと、野猿峠から回り込んできた自動車道に到達した(標高165m)。目の前の丘陵緑地には大学セミナーハウスがあるようだ。車道沿いには幼稚園が見える。

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大学セミナーハウスの森

1430分、車道を緩やかに下っていくと、住宅地が見えてきた。バラの花がきれいな住宅があった。畑の一部にはシャクヤクやドイツアヤメが花盛り。

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バラの花が満開

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シャクヤクとドイツアヤメ

中山のT字路(標高122m)を西に進み、白山神社参道前を過ぎると、道路は丘陵を斜めに登っていく。振り返ると小さな谷戸が見渡せる。東側の小学校にはヤギがいた(標高155m)。斜面に放して草を食べさせているようだ。

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中山谷戸の遠景

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草刈りをするヤギ

15時、小学校と中学校の間の道を進むと後ろ側は丘陵樹林地である。南に進み少し上がると稜線に出た(標高68m)。そのまま南の谷に下る。山道は雨に浸食されて、デコボコである。あまり利用されていないようだ。下の車道に出て進むと、間もなく西小学校のT字路交差点である。ケヤキ並木の柚木街道を横断し大栗川の日陰橋を渡ると、1515分上柚木公園に到着した。

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ノイバラ

上柚木公園は八王子市の総合公園のひとつである (面積21ha)。野球場、陸上競技場、多目的広場などが整備され、樹林に囲まれている。

斜面を登っていくと野球場があり、園路には人が歩いている。ノイバラが花ざかりである。トチノキの花は終わりかけている。シラカシの赤褐色の新葉もきれいである。

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トチノキ

石垣づくりの展望台(標高135m)には1530分到着した。北側の樹木が大きくなって見晴らしをさまたげているが、北の大栗川、柚木方面が一望できた。

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展望台

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眺望を妨げる樹木群

東側には整備中の陸上競技場も眺望できた。

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整備中の陸上競技場

公園の南側一帯は1980年代に丘陵部の大造成が行われ、高い住宅群や施設が広い敷地の中に建設された。都立大南大沢キャンパスは19914月に開設された。

上柚木公園から南大沢駅までは2㎞ほどである。平坦な幅の広い遊歩道がつながり、街路樹も大きくなって、ゆったりと散策できる。駅が近づくにつれて人も増えてきた。都立大の正門から南に進むと、16時少し前に京王線南大沢(標高124m)に到着した。

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幅の広い遊歩道

長沼駅から南大沢駅まで約62時間余りのウォーキングでした。

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案内板

長沼公園はクヌギコナラの二次林に覆われて、変化に富む植生があり通年を通して様々に楽しめる。人が近づきにくい空間も多い。

谷の間に広がる中山の谷戸は、戸建ての住宅が増えているが、農地やその周辺の草地、それぞれの家の栽培もあってもいろいろな植物種が見られる。

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エゴノキの白い花

柚木公園や南大沢の遊歩道は、住宅地の造成に伴って形成された機能的な空間で、整然とした植栽があり、季節の楽しみ、緑陰効果などもあるが、比較的単調である。

道路の素材で、舗装道路の場合、路面は硬く、足裏への刺激は一定的である。スマホを見ながら歩いてもつまずくことは少ない。

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南大沢駅前の遊歩道

舗装されていない山道の場合、根が出ていたり、石礫があったりして路面の状況は変化に富んでいる。どこを歩いたら安全で楽、あるいはバランスよく進めるかをよく見て即座に判断している。足裏にも強弱様々な刺激がある。頭脳をフル回転させて緊張感もあり、身体全体を使っているのが良い。

(坂場光雄)



# by sahelnomori | 2022-07-16 15:44 | 定例活動


ミゾゴイいました


千葉県袖ケ浦市の真光寺さんの谷津田に珍鳥のミゾゴイが現れました。

ミゾゴイは里山に住むサギの仲間です。以前は民家の裏山などに普通に生息していましたが、今では極めてまれな鳥になっています。一時は世界中で1000羽しかいない、とも言われていました。

サシバやフクロウと同じく里山を代表する住人です。巣作りをして谷津田に定着してくれることを祈りたいです。                              (高津佳史)


【里山再生の現場から】 谷津田のミゾゴイ_f0344405_16082825.jpg
ミゾゴイ
(なかなか姿を見せないので「森の忍者」の異名があります)



◆谷津田がある大月川源流部は、環境省が行っている「モニタリングサイト1000里地調査」に参加しています。里地里山という複雑な生態系の変化を全国レベルでとらえることを目指しています。


運営委員 上田隆 ~~千葉県袖ヶ浦市の谷津田でお米を作っています~~



# by sahelnomori | 2022-06-02 16:13 | 日本の里山から