2016年 12月 26日
2016年12月の定例活動2016.12.17サヘル定例活動
池田山から戸越公園を歩く
12月17日(土)、今日は良い天気になった。風もないので、あまり寒さを感じない。今日の集合場所はJR山手線目黒駅中央改札口。今日の参加者は4人。
駅の東口に出ると、南側には高層ビル建設中。西側にもたくさんの高層ビルが林立している。目黒通りを渡り、裏道に入ると古い家屋もあり、風化した大谷石の石垣もある。正面にタイ王国大使館。大きな屋敷で、古い風格のある立派な建物がある。樹木も大きい。
東へ向かうとまもなく池田山公園。東側は急坂で、眺望が効く。東は品川方面か。この公園は、旧岡山藩の下屋敷である。10月の東京都広報に東京のオアシスとして紹介されていた。公園に入ると、イロハモミジが多い。南側は急斜面でツツジ類が群生。松には雪吊りが設置されて、冬の趣きがある。
下には小さなひょうたん池。回遊式庭園になっており、池の周囲を巡る。カワセミを発見。樹林に囲まれて管理もよく、楽しめる場所でした。
次に少し戻って、インドネシア大使館前を通り、ねむの木の庭へ。旧正田家の跡地である。中央に枝を四方に広げた樹形の良いネムノキがあり、低木、草本が植えられている。
坂を下って住宅地を抜け、国道1号の下を横切ると、立派な石垣のある宝塔寺。大きなケヤキがある。ちょうど工事中。立派な石段を上がり、参拝。500年ほど前の創建とか。
さらに進んで左に進み、緩やかな坂を上がると、清泉女子大。ここは旧仙台藩の下屋敷で、島津侯爵邸を経て、大学が設置された。大正時代に英国人の建築家コンドル氏によって設計、建築された西洋館がある。公開はしておらず、門の前で引き返す。
大きな道路を横断して南下すると、高層のビル群が道路の両側に林立し、空が狭くなる。はや12時。ビルの間に園地があり、ベンチがあった。そこの場所で昼食。持参のおむすびをほおばる。日当たりが良く風がないので暖かい。ネコがおり、スズメは木の上から降りてこない。一休みして13時出発。
目黒川を渡ると、花の小さなジュウガツザクラ?が咲いていた。
大崎駅前には大きなビル群。北口の陸橋で線路を横断し、回り込んで西に進むと、居木神社がある。緩やかな参道を上がると赤い立派な拝殿。ここの近くには居木橋遺跡があり、貝塚が発見されている。海の近くの台地で住みやすい場所だったようだ。
峰原通りの住宅街を10分ほど西に進み、緩やかに下ると、東西に長い商店街の戸越銀座。道幅は狭いが、いろいろな店が並んでおり、たくさんの人が歩いている。温泉もある。周辺には住宅地が広がり、便利な商店街のようだ。
途中から南に向かい、大きな樹林に覆われた戸越八幡神社に立ち寄る。参道沿いのイチョウやケヤキが大きい。500年ほど前に創建された古い神社である。
さらに南に進むと、品川区の文庫の森公園。
ここは旧熊本藩の下屋敷で、三井財閥の所有を経て、2013年に防災施設のある公園となった。面積が約1.5ヘクタールで南側に池がある。文庫の森の南側の戸越小学校の後ろには戸越公園がある。
面積は2ヘクタールほど。ここも熊本藩の下屋敷の続きで、立派な医薬門が移築されている。樹林にかこまれた広場があり、散策・休息の利用者もみられる。回遊式の庭園があり、池には100羽ほどのオナガガモが群れていた。
池の水は浄化されており、透き通っている。カワセミもいると、散歩の男性が写真を見せてくれた。池を一周して、戸越公園駅に向かう。駅の南側の線路沿いに新しいトンネルが作られていた。トンネルの上は大崎高校のグランドが作られ、利用されている。
14時50分、東京大井町線の戸越公園駅に到着。散会しました。
池田山公園、戸越公園など江戸時代の武家屋敷の面影を垣間見られた散策でした。大崎駅付近の高層ビル群にはびっくりぽん!です。戸越銀座は親しみやすい雰囲気がありました。(2016.12.21坂場)